5ちゃんねる ★スマホ版★ ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50  

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

小説書いたのだが アナザースレッド

1 :92 ◆ATYeONdYdY :2005/06/10(金) 20:27:41 ID:Bd8fBJxb
http://dso.2ch.net/test/read.cgi/myanmar/1114344148/
こっから派生しますた。
小説「WA!」を連載中です。

WA!板。1〜2話もこっち
http://dso.2ch.net/test/read.cgi/myanmar/1114344148/

2 :92 ◆ATYeONdYdY :2005/06/10(金) 20:28:40 ID:Bd8fBJxb
ttp://www.geocities.jp/hey2chsyo/index.html
「リベリオン」もよろしく。

3 :92 ◆ATYeONdYdY :2005/06/10(金) 20:37:41 ID:Bd8fBJxb
ttp://www.uploda.org/file/uporg123154.png
ワールドマップ。随時更新

4 :92 ◆ATYeONdYdY :2005/06/10(金) 21:34:24 ID:Bd8fBJxb
Stage3:Hole of training@ -One million knocks-

あらすじ?:修行のために荒地を進む三人だったが、気温の高さに彼らは既にグロッキーになっていた。
「あぢ〜〜〜〜〜………」
「あづ〜〜〜〜〜………」
「あぢょ〜〜〜〜………」
相変わらず同じことを言ってる三人。かれこれ一時間は歩いている。
最初は談笑を交わしていたりしたが、段々暑さに耐えられなくなりさながら獣の群れのようになっていたいりしているのだ。
「その修行所っってのはまだか〜〜〜〜………」
「も〜〜〜〜〜すぐ〜〜〜〜…………」
「そのセリフは何度も聞いたで〜〜〜〜〜…………」
ここ、『イウタ荒地』は、砂漠の様に暑い地域だ。おまけに日よけになるようなものもない。
休もうとしても地面も岩も暑くて休めたもんじゃない。休むなら修行地に行くか夜を待つしかないってことだ。
そして二時間後。
「つ、ついたわよ…………」
「や…やっと…」
「ついたか……」
目的地への到着で力が抜けたライとフェイト。その場に倒れこんだ二人はお約束の様に飛び上がった。
「「あぢぃぃぃいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!」」

ここは荒地で唯一休息のとれる洞窟だ。
外の暑さがウソのように涼しいここを、修行所と知る者はほとんどいないと言う。
「で、修行って何するんだ?」
「ここ狭いからな…穴でも掘るんか?」
「ん〜……時間もないし、説明するのもめんどくさいから…」
そう言うと、イェルは何の変哲もない壁を、コンコンと三回叩いた。
すると、ライとフェイトの目の前に二つの穴が現れる。
「うわ!?穴が現れた!?」
「ひょえ!?…あ、なるほど!この穴を避ける修行とかやね?」
「違うわよ。これは『トライアルホール』。ここで一ヶ月修行して貰うわ。」
「「一ヶ月ぅ!?」」
二人の声がシンクロしてやかましい声が洞窟に響いた。
「一ヶ月って、そんなに修行してたら…途中エレムが襲ってきたらどうするんだよ!?」
「そやそや!もしもん時に戦う奴がおらんとやばいことになるで!」
異口同音に抗議をする二人だけど、フェイトだけは真意があった。
(一ヶ月も修行なんてわいには無茶無謀や…!!)
っていう。

5 :92 ◆ATYeONdYdY :2005/06/10(金) 21:34:44 ID:Bd8fBJxb

「ふふ…大丈夫よ。あたしをあんま甘く見ないでよ!それにバリーだっているしね♪」
「う〜ん…まぁ、昔強かったっていうし……あのおっさんもいるなら大丈夫かなぁ…」
「いやいやいや!エレムって強いんやろ!?たった二人じゃ…」
フェイトが必死に修行を逃れようとしてる間に、ライの方は既に修行することを決意していた。
「じゃ、俺行ってくるよ!じゃ!」
「がんばってね、ライライ♪」
「えぇぇぇぇえぇぇ!?そんな軽がると……わ、わいはいかんで!」
ひたすら頑なに拒否するフェイト。でも…
「うっさいわね、あんたもさっさと行きなさいよ」
「ぎゃー!!!」
イェルにつき落とされた。




「ん…落ちたのに痛くないぞー!!お、やっぱりフェイトも来たか!」
「…無理矢理入れられたんや……こうなったらやるしかないわなぁ…」
「うわっはっは!その意気だぞー!さて、最初の修行はなんだ!?」
「そやな…にしても、ここ…何かの闘技場みたいやなぁ…」
二人が落ちた所は、闘技場の様な場所であった。
緑色のポールに囲まれ、地面には床石が敷き詰められている。しかし、人はライとフェイトだけ。
「あ、もしかしてフェイトと組み手でもするのかな?」
「ハハ…まさか…」

「うん、組み手はしないけど…同じようなことはやるわね!」
突如、上方から女性の声がした。
二人がそちらを向くと、塀の上に露出の多い服装をした少女がいた。年は17ぐらいだろうか。
「うわ!誰だお前!?」
驚くライ、ちなみにフェイトはその娘の格好と良い方であるプロモーションに鼻がKOされていた。
「お前とは失礼ね〜、私は『第一の修行』担当の『ルア』よ!…といっても、ただ解説するだけだけどね〜」
名乗りを終えると、ルアと名乗る少女はライ達の目の前に降りてきた。
「すげぇ!あんな高い所から降りて平気なのか!?」
またまた驚くライ、ちなみにフェイトは以下同文。
「あんたでも出来ると思うけど〜。だって、異世界から来たんでしょ?…まぁ、それはともかくとして。」
ルアはにやりと笑うと、再び塀の上に戻る。そして指をパチンとならた。


6 :92 ◆ATYeONdYdY :2005/06/10(金) 21:35:04 ID:Bd8fBJxb
途端に、地響きが起こる。
「うわぁぁぁぁ!?何だぁぁぁぁぁぁぁっっっ!?」
「じ、地震やぁー!!」
そしてあっという間に二人の周りに大勢の男達が現れた。
だがその姿は黒く、正に『シャドーマン』と言った様子であった。
「VS『ミリオンバトラーズ』……第一の修行、『百万ノックよ!』そいつらを全部倒しなさい♪じゃ、スタート!」
ルアの合図と共に、百万のシャドーマン達が二人に襲い掛かってくる。
「どひゃぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「くそっ…『スピード・スター』!」
弓を構えるライ。銀の矢が閃光する度にシャドーマン達が倒れる。だが…
「ありゃ!?何か皆平気そう…それに、『すり抜ける奴』がいる!!」
「何だっていうんや〜〜〜〜!!!」

「あ、言い忘れてたケド。あんたらのジョブ、「シーフ」に…あ、珍しい。「アーチャー」か…。
 …そのジョブの苦手とするジョブの戦士があんた達の相手よ。苦手じゃない方の奴らには攻撃があたらないから注意してね。
 勿論、あっちからすればあんたらは絶好のカモ…あんたらの攻撃を防御する術だって知っているってコトよ。
 辛いかもしんないけど、一人たったの五十万人だからがんばってね〜♪」

「五十万…うそやろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」
戦士達でごった返す闘技場に、フェイトの絶叫が響いたとさ。


7 :92 ◆ATYeONdYdY :2005/06/10(金) 21:35:14 ID:Bd8fBJxb
「ふ〜……これから一ヶ月かぁ……ライライ大丈夫かなぁ…」
二人を『トライアルホール』に送り出し、壁に背をもたれてしゃがむイェル。
「食料はあるんだけどねぇ……街に行こうにも、ここ見張らなきゃなんないし。あの暑いとこ往復するのイヤだし〜」

その時。
「ホントにここなんだろうな?」
「ああ。エルバ様が言っていたの聞いたから、間違いないだろう。」
男達が数十人、洞窟の中に入ってくる。全員が黒く、白い縞模様の角笛を首からさげていた。
「…………」
「おい、話が違うぞ!中にいるのはガキ一人だけだ!」
「だからそのガキなんじゃねぇか?」
「違うんだよ!あのアーチャーのガキじゃないんだ!黒い服した女だよ!」
「くそっ、引き返すか…」
男達の侵入を気にもとめない様子で、イェルが立ち上がる。それどころか、男達の前に歩み寄ってきた。
「…ふーん…『ハイ・ソルジ』か……雑魚中の雑魚みたいだケド、ヒマツブシにはなるカナ…?」
「…あん?何だとこのガキ!!」
「俺達が雑魚だと…?…どうやら、俺達については詳しいみたいだが…
 最下級の『ソルジ』クラスとはいえその中でもTOPなんだぜぇ…?お前みたいなガキ…」
イェルの挑発に怒る男達。しかし、一人だけ冷静でいた男がいた。
「イヤ…お前、三十年前の前回の闘いにいたガキだな…精霊ってとこか…」
「何っ…!?…そうか、成る程………」
「精霊か…そうカンタンに片付きそうもないがよ……こっちは三十人だぜ?
 ガキの姿してるってことは、弱ってるんだろうな!俺達でやれば適わない相手じゃない!行くぞ、お前ら!」
「おう!!! ここでコイツを殺せは、恐らくあのガキも出てくる……そのガキも殺して、エリブクラスに昇進だ!!
 悪く思うなよ!何でか知らんけどよ、あのガキと一緒にいた貴様が悪いんだ!!!」
男達が一斉に襲い掛かってくる。
しかし、イェルは冷たく彼らを見つめていた。
「…もうちょっと遅く来ていれば、死なずにすんだかもしれないケド…」






そして、『二十秒後』。






「あー、久しぶりに運動したら気持ちいいなーっ!
 ここで暴れたのは正解ね。外でやったら暑くてたまらないよ〜♪」
そして、足元の『それら』を見る。
「これ、どうしちゃおっかな…。運ぶのめんどくさいし…でも、ライライに見られたらヤダしな…」
イェルはしばらく考えて、指をパチンとならした。
「燃やしちゃオ……骨も残さず、ね……」

彼女が『それら』手を翳した瞬間、黒い炎が上がる。
その炎は、ハイ・ソルジの兵士『だった』肉塊を、恐ろしい程涼しい炎で燃やし尽くし、やがて消えた。

「…でも、二十秒で潰しっちゃったのは失敗だったカナ……あんまヒマツブシにはならなかったしネ……」
いつもライといる時と違うその顔には、ライが最初に出会った荘厳さではない恐ろしさがそこにあった。

8 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/06/11(土) 00:21:52 ID:???
今日はここまでかな?乙ー。
こっちも楽しみに読ませてもらうよ。

9 :92 ◆ATYeONdYdY :2005/06/11(土) 18:49:27 ID:WH8QjkZ/
Stage4:Hole of trainingA -My attribute And, it is enemy who came.-


「くそ…もうダメだ…体が重い…」
「腹へったわぁ……」
戦闘が開始されてから数時間。
休む間もなく闘い続けていた二人だが、ここにきて溜まった疲れに倒れてしまった。
「情けないの〜。この程度でバテるんじゃ、まだまだね」
「んなことゆーたって…もう何時間戦ったやらぁ…」
「ま、ここで死なれても困るから一休みとしますか」
ルアが指をならすと同時にシャドーマンの動きがとまり、やがて見えなくなった。
「少し休んだら再開するわよ。まだ90万もきってないんだからね♪」
「ウソ…やろ…」
「まだそんなにいるのかよ〜〜…」

それでも二人は諦めずに闘い続けた。日に日にシャドーマンの減る数が増えることで、
ライは何かしら、自分の力の向上に気づいていた様だ。フェイトは…どうでしょう…


─それから、二週間が経過した。


「どりゃぁ!!」
弓から放たれた最後の弓が、シャドーマン達を貫いた。
残っていた三、四人のシャドーマンは、ライの一撃で跡形もなく消え去る。
「おりゃぁぁぁっ!!」
それと同時に、フェイトのナイフも彼にとっての最後のシャドーマンを切り裂いた。
そして…
「やったぞ〜〜〜〜!!!全員倒した〜〜〜!!」
「や…やっと終わったわぁ…つーかライ、元気やね…」
あれだけ戦って平気で飛びはねられるライの体力に、フェイトは改めて彼が異世界の者ということを
実感させられていた。だが、それでも自分もそんなに疲れてないということに少し嬉しくなっている様でもあった。


10 :92 ◆ATYeONdYdY :2005/06/11(土) 18:49:42 ID:WH8QjkZ/
「お疲れさん。二週間で終わるとは思わなかったよ。じゃ、少し休んだら次の修行!…と、言いたいとこだけど…」
ルオが塀から降りてくる。彼女が足を踏み鳴らすと、闘技場はスッと影の様に消えてしまった。
「あんたの『属性』、見抜かせて貰ったわ。でもまだ覚醒してはいない見たいね。ついでだから覚醒させてあげるわ」
そう言うと、今度は手首をクイッと上にあげる。と、地面から黄色と青色の小さな二個の珠が出てきた。
黄色の方がライに、青色の方がフェイトの手に降りてくる。
「なんだこれ?」
「それはね、正式な名前はついてないんだけど…一応『アビリティ・ジェム』って呼んでるわ。
 飲み込めば魔力ゼロのスットコドッコイでも、アビリティを扱える様になるわよ。」
「「アビリティ?」」
二人の口から同時に同じ疑問がこぼれる。フェイトも知らないとこを見ると、この世界でも普通の人間は知らないモノのようだ。
「あ、そういえばあんたらが知ってるわけがなかったっけ。アビリティってのはその人間の能力のコト。
 火・水・木・雷・風・土・鋼・氷・光・闇の八つがあってね、手から炎を出したり大砲みたいな植物を召還したりとかできるのよ。
 で、一人一人に専門の属性があるの。誰にでもね。ただしカンタンに扱えるわけないけどね〜」
「ふーん…じゃ、わいらの属性は何々や?」
「そっちの黒髪の方が『雷』。青いスカーフの方が『風』ね。」
「聞いたかフェイト!俺雷だってよ!サンダラとか使えんのかな〜♪」
「ライはハデな属性でええな……てかサンダラって何や?」
「いいじゃん『風』も!カッコイイじゃね〜か!…でさ、それってどうやって覚醒す………」
どうやらライは先ほどのルオの言ったコトを思い出した様だ。フェイトも続けて思い出したらしく、青い顔をしている。
「飲み込むのよ。しかも激痛も伴うわよ〜」
わざと意地悪そうに言うルオ。二人はさらに震え上がった。

「…でも、これを飲み込めなきゃ、アンタらはずっと無力のまま……
 …エレムと戦うんでしょう?奴らの大半はアビリティ使いよ。途中までは勝てても、上級の奴らには間違いなく適わないでしょうね」
真面目な顔で、ルオが言う。意地悪で言っているわけではなさそうだ。


11 :92 ◆ATYeONdYdY :2005/06/11(土) 18:49:54 ID:WH8QjkZ/
「…俺は飲むぞ」
ライは言った。そして、手に乗る黄色の珠を顔の前に翳す。
「ちょっ…本気かライ!そんなん、ムリしてのみこまんでも…」
「これを飲まなきゃ、俺達は戦えないんだろ。こんなんもガマンできないでやられるなんて俺は嫌だぞ。それに…」
いつになく真剣な顔になったかと思えば、次の瞬間には心の底から嬉しそうな顔をし…
「雷が使えるなんて、楽しみじゃんっ!!」
「………………そうかい…」
ある意味虚をつかれたフェイトは脱力した。
「…でも、最初に言ったコトは正論やな。それに折角強くなれたっちゅーのにこれ以上わいと同い年の奴に
 引き離されまくるのはガマンならんしな。」
「…ってことは?」
「わいも飲むで!あんたにとことん尽き合わせて貰うわ!」
「決まりだな!」
ニカッと笑いあう二人。そして─

「せーので一緒に飲み込むぞ。」
「おうっ」


「「せーのっ!!」」






12 :92 ◆ATYeONdYdY :2005/06/11(土) 18:50:26 ID:WH8QjkZ/
とりあえずここまで。続きは今日中に投下できるかな…
ちなみに四話はこれで終わりじゃないですよ。タイトル見ればわかっちゃうけど。

13 :92 ◆ATYeONdYdY :2005/06/11(土) 20:08:07 ID:+HKQjjoF
「よーやく一ヶ月……ライライ早くこないかなぁ…」
洞窟の床でゴロゴロするイェル。柔らかいシートの様なものをしいているみたいらしく、存分にくつろいでいるようだ。
その時、イェルは感じ取っていた。
『今までヒマツブシに使っていた奴ら』とは違う、魔力。
「…来るのが遅いのよね…」

「ふー、ようやくついた…っと。一ヶ月もかかるとは思わなかったぞ〜」
軽い感じの声が聞こえて、一人の男が姿を表した。
「(…エリブ、か……。ちょっと強い奴のおでましってことね…。でもその中でも一番弱い『ウィー・エリブ』…なのに…)」

エムルの一般兵は、大きくわけて三つに分かれている。
スカリー、エリブ、ソルジの三種類だ。左から順に強いことになっている。
そして、その中でも更に三つにわかれている。
ファー・スカリー>セカ・スカリー>サー・スカリー。
スト・エリブ>ノム・エリブ>ウィー・エリブ。
ハイ・ソルジ>ミド・ソルジ>ロウ・ソルジ。
(ちなみにスカリー・エリブ・ソルジかは首からさげている角笛の模様で、さらにその中の三つの分類は服の色で分かる。
 多少濃い薄いに差はあるが、基本的に青>緑>赤となっている)
この男は、エリブの中でも最弱に分類される『ウィー・エリブ』のはずなのだが…

「(この魔力の大きさ……『スト・エリブ』にも匹敵する……なんで最弱の位を持ってるのかはしらないけど…)」

「お、あんたがライってのと一緒にいた精霊だね?他の連中は一緒じゃねーの?」
この男、ライの名前でなくフェイトの存在にも気づいているらしい。
以前までの、『アーチャーの子供がいる』ということだけを知って昇進や報酬目当てに襲ってきた連中とは違うみたいだ。
「今はあたし一人だけだけど〜?」
「ちぇ、そうかぁ……ま、いいや。ちょっと俺と戦って見ないかい?今までザコばっかで暇だったんだろ〜?」
「う〜ん…」
丁度退屈していたところだし、二人が来るまで戦おうか。イェルがそう思った次の瞬間…

「相手なら、俺達がするぞ!」
「せやな、いっちょ力試しといくか!」


戻ってきた。二人が。修行を終えたのだ。



14 :92 ◆ATYeONdYdY :2005/06/11(土) 20:08:22 ID:+HKQjjoF
「ライラー──イ!!」
「おわー!!」
間髪いれずにイェルに抱きつかれるライ。
「久しぶり!すっごい強くなってるね〜♪」
「おう、修行したから…珠も飲んだし…」

「(く〜…なんか隣でこんなイチャイチャされるとごっつムカツクわ…)」

「ふーん…キミがライね。隣が盗賊のフェント君だっけ?」
「フェイトやーっ!!」
「それよりお前!エルムの奴だな!?俺と勝負しろー─っ!!」
「言われなくてもそのつもりだよん……あっと、自己紹介がまだだったな。俺の名前は『エルバ』。以後よろしくっ」

言葉を終えると同時に、男が二人に瞬時に近づく。
「ほぎょ!?」
「わ!フェイト!?」
フェイトが上空に飛ばされる。一瞬で蹴りを受けたらしい。
「一匹目…」
そして、エルバの拳がフェイトを貫…

「くそっ、危ないやんかーっ!」
かなかった。拳は空を切っている。
「…何、使ったの?前までのキミは魔力のカケラもないと思ったんだけどな」
「へっへっへ…聞いて驚くな!わいらは『アビリティ』の力を手に入れたんや!
 そして今のは『ウィンド・マジック─蜥蜴の蜃気楼』!」
と、フェイトが決めゼリフを言っててるうちにエルバの拳が迫る。
「おいフェイトー!決めてる場合じゃないぞー!ってか危ねぇっ!!」

だが、拳は再び空を切る。
そこで決めゼリフを言っていたはずのフェイトは、いつの間にかエルバの背後のいた。
「おりゃっ!!」
フェイトの投げナイフが飛ぶ。エルバはそれをなんとかかわしたものの、頬のかすったのか血が出ていた。
「『蜥蜴の蜃気楼』はトラップも兼ねててな。影分身て気がつかずに攻撃するとさらに影分身を増やすんや〜」
「フェイトすげぇー!!」
最初の攻撃で二人、そして次の攻撃で片方が二人に増え、三人のフェイトが決めポーズをとる。
「スゴイなぁ…でも所詮は元下っ端の知恵…」
少しも驚いた様子もないエルバ。さらに拳を固める。同時に手が、岩に包まれる。

「『ワイド・ハード・シックル』!!」

15 :92 ◆ATYeONdYdY :2005/06/11(土) 20:08:55 ID:+HKQjjoF
「っぎゃぁぁぁっ!!」
エルバの回転するパンチが、三人のフェイトを包み、吹っ飛ばした。。そのうちの影分身である二人のフェイトが消え去る。
「フェイトォ!!」
壁に頭をうちつけ、フェイトを気を失った。
「相性のコト、しってる?それぞれの属性には二つ、弱点があるんだ。
 んで…風属性の弱点は土と木なんだよね。んでもって…その土属性が俺ってワケ。」
「こんにゃろ!!次は俺が相手だ!!フェイトの敵はどるぞ!!」
ライが弓を構え、エルバに狙いを定める。
「ふふ…教えてあげるけど、雷の弱点も土なんだよね。
 残念だったなぁ〜、両方とも折角アビリティを得たっていうのに、その弱点の俺がきちゃうなんてね!」
再び手を岩に包み、エルバが近づいてくる。
「ライライ!引いて!相手が悪いわ!」
静止するイェル。しかしライは引かなかった。


「『トランデイト・スパーク!!』」



「……何…だと…!」
初めて、エバルの顔が苦痛に歪んだ。
ライの雷に包まれた矢が三つに分かれエバルの両手の岩を粉砕し、最後の一本が腹を貫いたのだ。
「…くっ……まさか……」
「どうだ!弱点弱点って、うるさいんだよお前は!」
「弱点を覆しちゃうなんて…やっぱライライすごい……」
「次!いくぞーっ!!」
そして、再び矢が放たれ……

「あなたは一人で暴走しすぎです。」


16 :92 ◆ATYeONdYdY :2005/06/11(土) 20:09:16 ID:+HKQjjoF
矢は途中で止められた。
しかも、指一本でだ。

「ち…エカナ…ついてきたのか…」
「当たり前です。ここで貴方が死んだらもったいないです。」
エカナと呼ばれた女性は、エルバを背負う。
「『アレ』が始まるみたいです。『サミダ』の封印も解けかけてるみたいですし、ここは帰った方がいいと思います」
「ちぇ…ま、いっか…決着は後回だな…」

「な、なんだアイツ…!指一本で……」
「…『深海の鼠』……」
イェルが呟いた。
「『漆黒の悪魔』ですか。付き添ってたんですね。その男の子が強いわけです。」
エカナが手で宙に円を描く。すると、そこに水色の円盤の様な物が浮かび上がった。
そしてその円盤乗り込むと、ライの方を振り返り言った。
「ライって言いましたね、あなた。エルバをおいつめたのはほめますけど……『貴方程度』の力だったら、
 私達に挑むのはまだまだだと思いますよ。」
それだけ言うと、円盤が動き出し飛び去っていった。

「…くっそ…折角強くなったのに……まだダメだって言うのかよ…!」
「気を落とすことはないよ、ライライ。」
優しく声をかけるイェル。
「それに…『アレ』が始まるか……ちょっとヤバいかもしれないけど…ある意味好都合だしね…」
「…『アレ』ってなんだ?そういや『深海の鼠』とか言ってたけどそれも何?」
「ああ、それね……」



「パーティ、よ……」




17 :92 ◆ATYeONdYdY :2005/06/11(土) 20:09:44 ID:+HKQjjoF
四話はここマデです。ようやく本番だ…

18 :92 ◆ATYeONdYdY :2005/06/11(土) 20:19:44 ID:+HKQjjoF
ttp://www.uploda.org/file/uporg123888.jpg >ライ
ttp://www.uploda.org/file/uporg123889.jpg >イェル
ttp://www.uploda.org/file/uporg123891.jpg >フェイト

かいてみたりして。ペイントでかこうとしたけどマウスじゃむりwwww

19 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/06/11(土) 21:48:49 ID:???
とりあえず乙。

20 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/06/13(月) 23:05:58 ID:???
画像見れないよ・・・orz

21 :92 ◆ATYeONdYdY :2005/06/18(土) 13:13:16 ID:kWtmYaH4
Stage5:Person who fights by came from another world


「パーティ…って?」
イェルの以外な言葉に戸惑う雷。
「ま、この表現はアレかもしんないけど…」
そう前置いてから、イェルは始めた。
「ライライが修行してる間にちょっと敵の情報でも集めようかなって思って
 外をうろうろしたりしてみたんだけどね、ちょっとヤバそうな情報を小耳に挟んじゃったんだよね」
「ヤバそうな情報?」
「『サミダ』っていう何でも願いが叶う岩石があるんだけどさ。」
何でも願いが叶う岩石…雷はなんとなく流れ星を思い出していた。隕石かなにかの類だろうか。
それにしても、もといた世界なら子供の戯言と誰も気にしないに決まってるような御伽噺のようなその話も、
この世界で聞くとやけにリアリティが出てくる。恐らく、ウソではないだろう。
「それ、2000年以上も前に発見された岩なの。発見されてからは旱の時に洪水を止めたり大地震を事前に止めたりとか
 そういったことに活用してきたんだけど…やっぱり悪用する奴が出てきてさ。一国を支配する様な奴の手に
 渡る前に昔の人がなんとか悪い奴から取り返して封印したんだ。でも…」
この後に続く言葉。大体予想は出来る。
「もしかして…エレムの奴らがそれを復活させた…とか?」
「半分あたり。復活させたといっても完全に復活したわけじゃないんだよ。昔のたくさんの強い魔法使いが
 協力して封印しただけあって力が大きすぎて復活させきれなかったんだよね。
 …で、このままだったらまだ大丈夫なんだけど…その『サミダ』がどうも『意識』を持っているみたいで…
 『人間達でチームを組みバトルロイヤルをしろ。勝った奴らに自分を与える』なんて言い出しちゃったみたいなんだよね…」
「バ…バトルロイヤル!?」
いつの間に起きていたのか、フェイトが驚きの表情(勿論雷も)を見せている。
「いつの間に…まぁいいか。それで、エレムの主催で…バトルロイヤルのイベントが一週間後に始まるみたいなのよね。
 二人が中にいる間に、空をスクリーンにしてエレムが大々的に宣伝したから…相当人が集まりそうよ。」
「よっしゃ行こう!」
「決断早すぎやー!…ま、それ以外にどうしろ言われても思いつかへんからそれしかないんやろけどな…」
雷の即断にフェイトはちょっと嫌そうな(というよりビビってる)表情を見せるも、まぁ仕方ないといった感じのようだ。
「よかった、雷雷がその気になってくれて♪」
「おう。なんでも願いが叶う岩石ってことはエレムが見逃すはずないよな?勿論それにエレムの奴らが参加するとすると、
 『エレムを潰せる』+『サミダ獲得でエレム完全消滅』の一石二鳥のチャンスだもんな!うわっはっは!」
「テンション高いな…」







22 :92 ◆ATYeONdYdY :2005/06/18(土) 13:13:30 ID:kWtmYaH4
「そうと決まったら行くぞ!」
「ちょっと待って!このままじゃ参加できないの!参加人数は六人って決められてるんだよ…」
「…わいら、その半分の人数やな…」
「それじゃ仲間集めるッ!」
「そのポジティブシンキングは一体どんだけあるんやぁーっ!それに仲間なんてそうカンタンに…」

「仲間だったらいるよ〜」

どこか間延びした、昼下がりのネコみたいな声が上空から聞こえてきた。
雷がハッとしてそちらを見ると、ピンク色のシャボン玉のようなものに乗っている。
年は雷と同じくらいであろうか。桃色の髪にウェーブがかかっていて…結構可愛い。フェイトなんか鼻の下伸ばしてた。
「遅かったわね、ダンバ」
「情報もなしにこの広い世界で主らを探すのは骨が折れたぞ…
 …というか、現在地ぐらい教えんか!」
言葉とともに、緑のイヌが女の子の肩から出てきた。
さらに奇妙なのが、その犬が緑と言うだけでなく二足で少女の上に立ち、言葉を喋るというのだが。
フェイトが驚いてる所を見るとこの世界でも珍しい存在の様だ。が、雷は驚「け」なかった。
他に驚くコトの連続でとうとう慣れてしまったのである。この現象がこの世界でも「奇妙」に値するとしても。

「いいじゃん、会えたんだし」
「…フン!まあ良いわ。…それより、主らがいっていた『そっちの』異世界の住人というのがその二人か?」
「あ、片方はタダの盗賊!勇者様はこっちでーす♪」
きゃーって雷に抱きつくイェル。ダンバと呼ばれた犬はそれが眼中に入ってないかのように雷に近づく(しかも浮いてる)。
「フム…噂に聞いていたが、まさかアーチャーとはな…闇の精霊だけはある」
「…あのさ…どちらさん?」
「ん?イェルから聞いておらんかったのか?」
「あ、言うの忘れてた」
「お主…」
当たり前の様に言うイェルにちょっと怒り気味のダンバ。
「…とりあえず、自己紹介と行くか。ワシは炎の精霊・ダンバだ。この娘─『春野葵』の、いわゆるナビゲーターって奴だ」
「はい、春野葵です!よろしくね!」
「ん、俺は駒村雷。よろしく。……にしても、この世界にも日本人みたいな名前の奴、いたのか……」
「え?あたしも日本から来たんだよ?ダンバに呼ばれて…」

「「何───────!!!?」」
これには雷だけでなくフェイトまでも驚いた。彼もまた、雷を唯一の勇者とか、まぁそんなカンジで見ていたからである。
「何も驚くことではなかろう。あの強大な軍団に異世界の者とはいえ一人で戦えるわけがない」
「……そういやそうかぁ……」
「ほんまか……ちゅーか、二人でもムリやわな?…他にも異世界の者がおるんかいな?」
「ま、そうだな。それにもしかしたらこの騒ぎに便乗して悪しき者を呼び寄せる輩もあるやもしれぬ」
「それが問題なのよね〜。ったく、あのバカ魔具師め…『黒い書物』なんて代物量産するんじゃないわよ…」
「…なんかますますヤバそ〜な事態になってきとるな…」
ちょっと不安そうなフェイト。それと対照的に雷はやっぱり…
「へぇ、他にも地球人がいるのか!楽しそうだな、なんか!」
これはやはりバカというべきなんだろうか。いやそうだ、多分。
「あんさんはまた!どうしてそんな楽観的やねん!」


23 :92 ◆ATYeONdYdY :2005/06/18(土) 13:14:03 ID:kWtmYaH4
「ま!とにかく…イベント会場まで行くついでに、あと二人!仲間を探しにいくとするか!おー!」
思いっきりはしゃぐイェル。
まるでこの世の危機が近づいてることを知っている人ではないかのようだ。
「全く、あの女は相変わらず軽率だな」
「でも、暗いムードよりマシだと思うよ?…あ、そうだ!」
突然思いついた様にシャボンの上に立ち上がる葵。
「お互いのコト知ってないと、いざ協力して戦う時に混乱しちゃうよね?ここで紹介し合おうよ!」
「お!それいいな!」
「(キラーン!ここで株を上げるで!)せやな。ちなみにわいの能力は…」
「俺の能力?そーだな…雷使って矢を射るってとこかな?」
「アーチャー?あ、そうか…あなたがダンバの言っていた伝説の…」
「ん、皆そうは言ってるけどな。葵は知らないわけはないと思うけど…」
「うん、元々日本人だし……でも、特別なジョブって聞いたら弓道やっておけばよかったかもって…」

中々楽しげなお二人。
「(………………)」
なんか暗くなってる奴一人。
「(ぶぅぅぅ…あたしだってライライと……)」
なんか嫉妬してる奴一人
「(こいつらで本当に大丈夫なのだろうか…)」
心配してる犬一匹。

それぞれの思い(?)を胸に旅は続くのでありましたとさ。







-----------------
オマケ
雷「…っていうかさ、なんで日本人なのに葵は桃髪なんだ?おかしくない?」
葵「そういうことは気にしちゃいけない法則なんだよっ!ほら、リ○ーンのツナとかそういう例もあるじゃん」
雷「微妙なセンついてきたな!っていうかそれ漫画だろ!」
葵「とにかく細かいことはきにしないきにしない」
雷「…もうどうでもいいや」


24 :92 ◆ATYeONdYdY :2005/06/18(土) 13:14:27 ID:kWtmYaH4
第五話おしまいッス。時間かかってスマソ。

25 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/06/19(日) 01:05:24 ID:???
いつのまにか来てた(・∀・)━━━!!
激しく乙。無理せずマイペースでがんがれ。

26 :92 ◆ATYeONdYdY :2005/06/25(土) 14:34:09 ID:6b03sj2j
トランプ、いやスランプ……テラヤバスwww

27 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/06/25(土) 16:38:33 ID:/YQkMYfT
ゆっくり書いていけばいいじゃん。気分転換に小説なり漫画なり読んで、
書きたくなったら書くってことでいいと思うぉ。

28 :まとめ人:2005/07/01(金) 22:56:57 ID:???
まとめの方で紹介させていただこうかと思いますがジャンルはなんでしょうか?

29 :まとめ人:2005/07/01(金) 22:57:36 ID:???
書き忘れですがコメントもお願いします。

30 :92 ◆ATYeONdYdY :2005/07/01(金) 23:13:34 ID:voxHrbdm
うはwwwwあんまり続きかけなくてスマソwwwwww


>28
ジャンル・ファンタG 
コメント・稚拙でテラゴメスwwwwwww

31 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/07/21(木) 14:45:44 ID:???
終了?(´・ω・`)


32 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/07/21(木) 20:23:01 ID:DsT5WAhC
待て、しかして希望せよ、だ。
再開信じてage

29 KB
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

★スマホ版★ 掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50

read.cgi ver 05.04.00 2017/10/04 Walang Kapalit ★
FOX ★ DSO(Dynamic Shared Object)